作ってる時間が楽しいから : ロビン・フッド (2010年)の試写会へ行って来ました。
主役はラッセル・クロウ
ヒロインはケイト・ブランシェットのアカデミー賞コンビ
その上、監督はグラディエーターでラッセル・クロウにアカデミー賞をもたらしたリドリースコット
ロビン・ロングスライドなる兵士が義賊ロビン・フッドになるまでを描いた物語。
なのでアニメとかのイメージとはまったく違う硬派なアクション映画
CGに頼らず千人越えのエキストラを使った戦争シーンは圧巻
城攻めのシーンも日本の攻め方とは違ってなかなか興味深いです。
ただ私も12世紀末のイギリスの歴史と言われても詳しくは無いです。
今日TVでしてましたGOEMONも試写会で見ました。
あれならここは史実元にしてるんだーとか解るんですが
こっちは何処まで史実なのかがサッパリ;
そんな方の為に劇場版には池上彰さんの解説が入るバージョンがあるらしいのですが
やっぱりそれ見てたら見逃すところがあると思うんですよ!
なので解らない所はあとでネット検索でもするとして
是非映画館で見るべきな映像をじっくり見ていただきたいなと思います。
あと仲間の一人ウィル役をERのモリス医師役のスコット・グライムズが演じています。
お調子者なんですけど、モリスからすると考えられないロビンに負けないくらい弓が上手くて
体育会系キャラでえ?凄い似てるけど?本人??って思いながら見てました(^^;)ヾ
ERスキーな方はその辺も見所です♪
先にあらすじをかいて最後にまとめて感想書きますー
12世紀末
リチャード王率いる十字軍に傭兵として参加し、フランスの城を落としならがロンドンへ帰る途中の事。
夜になったので一時休戦、野営をしている最中
傭兵仲間と殴り合いを始め、勢いで王様をのしてしまうロビンと友人達。
王は十字軍の遠征は失敗であったのではと考えており、
最初に喧嘩を始めた者は?の問いに素直に名乗り出たロビン等にその事を問います。
素直に答えた結果、鎖に繋がれ丸一日反省を言い渡されるロビン達;
しょうがないやとのノンビリしてたら城を落としに行った王様が矢に射られて絶命
主が死んだからには賃金も出ないし、
ブリテン島までの船が混むだけと鎖を外し部隊より一足先に旅立ちます。
その過程で道端に倒れる十字軍聖騎士達を発見。
まだ息のある者が居り話した所
「自分はロバート・ロクスリー。
王の死の知らせと冠をロンドンへ運ぶ途中、待ち伏せにあった。どうか父に家宝の刀を届けて欲しい」と。
どうしたもんかと思ったものの、これ幸いと聖騎士達から金品を奪い
その服を着込み聖騎士として王の船に乗りロンドンへ帰る事に。
途中で逃げ出す予定が酒に酔っ払ってロンドンまで来てしまい、ドキドキしながらも女王に冠を渡します。
女王はその場でリチャードの弟ジョンを次の王に任命するのですが、このジョンが出来が悪いボンボンで;
フランス王の姪イザベラと恋に落ち、愛人にするべく連れて帰ってきて侵略の理由を与えたり
元々居た摂政を首にし、乳飲み兄弟のゴドフリーを任命。
ゴドフリーの言うままに既に度重なる課税に払えぬ税の取立ての為
北側の領主へ武力行使をさせますが、このゴドフリーという男こそフランスのスパイ。
不満を爆発させた北側諸侯が決起しロンドンを襲ったら
これ幸いとフランスを引き入れイギリス一網打尽って計画を立ててます。
ロクスリーを待ち伏せして殺したのもこの男。
ジョンいい様に転がされまくり。
それは置いておいてロビン一行。
頼まれていた剣に刻まれた一文に見覚えがあったロビンは剣を届けに行く事にし
一路ロクスリーの故郷ノッテインガムへ
ノッテンガムは十字軍遠征に男手を取られ女と老人ばかり
しかも近くの森に住み盗みを働く孤児達に、今年植えるはずの種籾まで奪われてションボリ
その上ロビンがもたらした知らせは次期領主の死
現領主ウォルターは80才も越えヨボヨボ。孫は居らず自分が死ねば領地は没収されてしまうと言い
ロビンに息子のふりをしてくれないかと頼みます。
勿論亭主の居ない間、自ら農作業までして領地を守っていたマリアン(ケイト・ブランシェット)はキレ気味
とは言えそれしか方法が無いのでしぶしぶ了承。
ロクスリーが遠征に出たのは10年前で領民には二人一緒の部屋で寝ればバレないらしいです。
結果、ベッドで眠るマリアン。同じ部屋の暖炉の前の藁で眠るロビン。
次の日次期領主様がお帰りだーと馬で領地内を散歩
男手ないからモテモテな仲間達。
知らずにあんな美人を物にするなんてさすがだぜ!と褒めロビンは苦笑い
ここからちょっとロビン・フッドぽくなります。
植える種さえ奪われ、国からは税金払え、教会からは寄付しろの四面楚歌。
でも協会が集めた分のトウモロコシがまだ輸送前だったので
ロンドンからの使者に引き渡す→闇討ち(殺してません)→夜の内に撒くこれで芽が出ても、神の奇跡だ!
そう言えばどんなに怪しくても協会は奇跡を否定できないから大丈夫と修道士様
しかも雨も降り出してこりゃ縁起がいいやって感じ。
修道士様はアニメなんかでも仲間の一人として居るキャラなのでナカナカの人。
ミツバチ育って蜂蜜からお酒造って小銭稼いだり、戦争シーンでは一緒に戦ってます。
藁で眠るロビンに近づくマリアン、種を撒いた事を告げ安心するように言いながら
何処で手に入れたかは聞くなとかカッコいいロビン、頬染めマリアン。
お祝いムードな村、火を囲んでダンスなんかして良い雰囲気の二人、それ見てうれしそうなウォルター。
所変わって北側諸侯に武力行使なゴドフリーそれに起こって決起しノッティンガムへも知らせが届きます。
ここでロクスリーから預かった剣に刻まれてた一文の謎が明かされます。
その文章とは昔、国民の権利を求め自由憲章制定を求め活動していた者たちの文句で
その創案者こそロビンの父だと言うのです。
父はロビンの目の前で首を刎ねられ死刑になってるんですが
あまりのショックに記憶にフタをしてたらしい。
苗字で解ったのか顔がそっくりなのか
その事に気が付いてたのもあって息子の代わりをお願いしてたのです。
故に今こそ立たねばならぬと。
決起した北側諸侯と合流すべく町を出るロビン一行。黙って送り出すマリアン。
決起会場に着くと諸侯が王への罵声で盛り上がり、そこへ駄目っ子ジョン王登場
ゴドフリーの裏切りは、首にした摂政が気づき女王に相談→
愛人から王妃へLvアップしてたフランス王の姪に
お前がいったら聞くからって言ったらビクビクながらも伝えてくれて→
キレるジョンでも彼女が嘘つくはず無い!と信じたものの
決起した奴等皆殺しにしてフランスも追い返してやるぜ!とやって来ました。
諸侯に殺したいなら殺せー王冠が欲しいのか!と詰め寄るジョン王
それに対して我々は虐げられてくないのですと伝える諸侯
そこにロビン登場ー
ノッティンガムの代表として発言をしフランスを追い払ったら自由憲章の制定を王に約束させました。
そのノッティンガムへゴドフリーが迫ってるとの知らせが。
決起集団から人をかりとんぼ返りするロビン達
ゴドフリーはここでロビンが身代わりをしてると知り
ロクスリー暗殺の事を知っててばらされたら大変とロビン殺しにやって来ました。
もう王様に正体ばれてるけどな。しかもロビン居ないし。後手後手!
その上ウォルターに喧嘩売って殺すも、一太刀くれられたりしてる時
別箇で閉じ込められたマリオンに救いの手が、それはなんと森で暮らす孤児達
なかなかの弓さばきで領民を救出。ロビンも帰って来て町は救われましたが逃げるゴドフリー
マリオンの為に、父の為に、自由憲章の制定に、ロクスリー親子の無念の為に
今まで生きるために戦ってきた男が理由を持ってフランスと相対します。
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決戦は崖下の浜辺から船で上陸するフランス軍を火を燃やし招くゴドフリー
ゴドフリーから見えませんが崖上に弓兵を展開させるイギリス軍
船上からヤバイ空気を感じるフランス王。
鎧に身を包み、孤児達を引き連れ後からやって来たマリオンも参加して戦争開始!
船に向かって弓をひき、浜まで上がって来た者は歩兵が滅する圧巻ぶり。
それを見て勝てそう!参戦するジョン王。勘弁してよー王を守れ!と後を追う摂政。
ロビンがゴドフリーを見つけると先にマリオンがウィルターの敵と交戦中
やられて馬から落とされるマリオン
ロビンvsゴドフリーも海水が満ち始め取り逃がしてしまいます。
馬で逃げるゴドフリーでもロビンは弓の名手。一撃必中!
フランス王は舟から降りる事なく撤退を決め
陸に上がった者も降伏し戦は終了。
兵たちから湧き上がる「ロビン・ロングスライド」コール
マリオンをお姫様抱っこでロビン退場ー
しばらく後、自由憲章制定の会合でやっぱりやらない!と言い出すジョン王
理由は先の戦で自分が称えられなかったから
妬みからロビンとその仲間達をならず者として指名手配したり
最後の最後まで残念
そしてノッティンガムにも御触れが回って来ましたが無視を決め込む領民と
町の近くのシャーウッドの森で孤児達に弓の使い方を教え、
仲間と勿論マリオンも一緒に暮らすロビン・フッドの姿がありました。
人は人として生きる権利が有る
それが守られないのなら私は愛と自由の為に戦おう(うろ覚え)
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以上です。
*長々と書きましたが途中の「---------」ラインより上は
映画館でもらえるチラシに抜粋すが書いてあります
なのでやっぱり話より映像を楽しむ映画なんだなーと思います。
そしてそれが美麗でカッコいいのでぜひ映画館でご覧ください!
*感想を入れるとロビンとマリオンの濃厚なベットシーンとかは無いです。
マリオンは婚期逃してロクスリーと結婚するも直ぐに(忘れたけど1年とか)遠征へ
その間10年夫を待つ貞淑な妻なのです。
故にロビンにやさしく誘ってくれよと言われても若い子みたいに
スカートの裾を摘んで広げてお辞儀しながらベットへとかテレテレで言うくらいしか出来ないのです。
お客さんからも笑い声とかわいいなーの声が上がってました。
ケイト・ウィンスレット恐るべし!
*ゴドフリーはスキンヘッドの強面で悪役として満点な見た目と裏腹に抜けまくりで
ライバル・・・あージョン王のライバルか!って感じでした。
*一番不満だったのは日付とかが出ない事です。
上のあらすじで言うなら、種撒いた次の日にお祭りみたいなってるんですが
流石に浮かれ過ぎだと思うんですよ;
なので多分すでに収穫祭とかなのかなーと思うんですが
○ヵ月後ーとか○月○日とか出して欲しかったなー
*池上さんの解説なら解るんでしょうかね
てか公式に「字幕解説」って書いてる所と
「音声解説」って書いてる所と有るんですがどっちなんでしょうねー
音声解説だったらもうなんかNHKの番組にナレーションみたいなると思うんですが;
*やっぱり詳しくないので多分ですが北側ってスコットランドの方って事なんでしょうかね
欧米の人なら解って当然なのかなーって事が映画見てるとちょくちょくありますね
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